室町時代、26代大内盛見が兄である25代義弘の菩提を弔うため建立したとされており、国宝に指定されています。
全国に現存する五重塔のうち10番目に古く、その美しさは奈良県の法隆寺と京都府の醍醐寺と並び、日本三名塔の一つに数えられます。
屋根は桧の皮を精製した材料を、竹釘を使って打ちとめていく桧皮葺という建築工法で建設されており、塔の胴は細くスッキリとした印象です。
春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季折々の表情を見ることができます。
日没から22時まで年間を通してライトアップされ、昼間とはまた違った雰囲気を楽しむことができます。
瑠璃光寺五重塔が建つ香山公園では大内文化の薫りを感じるだけでなく、長州藩主毛利敬親が倒幕の密議を凝らしたとされる露山堂や、西郷隆盛や大久保利通、木戸孝允が倒幕の密議をしたとされる枕流亭もあり、明治維新に思いを馳せながらの散策もおススメです。